側弯症
側弯症とは?
私たちの脊椎は「頸椎(首)」「胸椎(胸)」「腰椎(腰)」と、複数の背骨から成り立っていて、問題がなければ背骨はバランスよく整い、見た目にもまっすぐな姿勢を保つことができます。これに対し、脊椎が左右に曲がった状態が側弯症です。
側弯症の種類とは?
<側弯症の種類>
側弯症には「機能性側弯症」「構築性側弯症」の2種類があり、それぞれの特徴と原因が異なります。
<機能性側弯症>
姿勢の悪さや腰部椎間板ヘルニア、骨盤のゆがみなどによって起こる、一時的かつ軽度の症状です。原因を取り除けば正常な姿勢に戻ります。
<構築性側弯症>
一次的な症状ではなく、正常な状態に戻すことが難しいタイプの側弯症です。生まれつきの「先天性側弯症」、神経の異常が原因の「神経原性側弯症」、筋肉の収縮による「筋肉性側弯症」などさまざまな種類がありますが、特に多いものは「特発性側弯症」です。
<特発性側弯症とは>
側弯症の70~80%を占めるタイプで、乳児期、小児期、学童期に発症します。曲がり方と症状の進行、男女比なども多様で、自然に治るケースと難しいケースがあります。思春期で骨格が未発達な女性における発症率が高いです。
側弯症の辛さとは?
側弯症は見た目に明らかな変化をもたらすため、周りからの視線や自覚症状によって心理的負担がかかることが問題視されていますが、体調面での悪影響も無視できないものです。
・背中と腰の痛み
・脊髄のダメージによる神経症状
・消化器官の不調
・呼吸障害
など、実に多くの不調があらわれます。
こんなお悩みありませんか?
- □ ※前か後ろから見て、姿勢が左右に傾いている
- □ ※他人からの視線が気になってしまう
- □ ※慢性的な肩こり、首こり、腰の痛みがある
- □ ※胃腸の調子が悪い
- □ ※すぐに息切れする
主な原因
機能性側弯症の原因はヘルニアや体のゆがみですが、特発性側弯症をはじめとする構築性側弯症の原因はまだわかっていません。遺伝的要素が強いと考えられているものの、原因となる遺伝子は見つかっていません。また、脊椎のねじれをともなう頑固なタイプであるため、元の状態に戻すことはほとんど不可能に近いとも考えられています。
側弯症の治療には経過観察と手術療法があり、症状の進行度によって選択する形になります。もちろん整体での症状改善も可能であり、当院でも対応しておりますので、心当たりのある方はぜひ一度ご相談ください。早い段階からの対策で、心理的ストレスと体調面での負担を抑えることができます。
- ヘルニア
- 体の歪み
治療方法
当院では
①側弯の進行を防ぐこと
②側弯により負担がかかっている身体の各部位の負担軽減
③日常生活を送る上での的確なアドバイス
を行っております。
お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。